Friday, 24 August 2007

~JAPAN~ three - TDR


次から次へと帰ってからの新しい出来事が書きたくなってなかなか進まない旅行記。デジタルスクラップブッキングの方も新しい写真をスクラップするのに手がいっぱいで・・・。先週末から降り続く雨。大干ばつで待ちに待った雨とはいえ、こう何日も続くと気分がめいります。ちょっと楽しいことを思いだそうと、ずいぶん古い話になってしまいますが、旅行記第3弾、TDR編です。

ディズニーリゾートで両親、妹夫婦と合流したのは5月13日。日曜から4泊、 3日パスを購入してディズニーの世界を満喫してきました。このパスは、はじめの2日は違うパークに行かなきゃならないってもの(1日目がディズニーランドだったら、2日 目はディズニーシーってふうに)。3日目は自由、両方を行き来してもOK。子供たちにはTDLの方が楽しいだろうからTDLに2日間と決めていたので、まず初日はTDLへ。

開演と同時に並んでいると、ピアの車椅子に気がついた係の方がこちらからどうぞと別の入り口に案内してくれ、すんなり と入園。みんなで手分けをして、ランチ・ディナーショーの予約に走ってくれました。私が子供たちを連れて向ったのはメインストリートハウス。そこでゲストアシスタンスカードを発行してもらうためです。障害者のためのファストパスのようなもの。各アトラクションで係員の人にカードを見せ、何時に戻ってくるといいか記入してもらい、その時間になると専用の通路(たいてい出口からでした)から案内してもらえます。以前は待ち時間なく“速やかに”案内してもらえるというシステムだったそうですが、それは廃止されたようです。不正使用が多かったようですね。障害によっては“待つ”とゆうことが難しい方もいらっしゃいます。障害によって体が健常じゃない場合も待たずにいろんなアトラクションを短時間で見てまわれたら体に負担がかからないですよね。ただ、妊婦にも発行ってのは私は疑問に思うな。妊娠って病気でも障害でもないはずじゃ?それじゃあ考えられないけど不正使用がおこるはずだ。だってしてない人でも妊娠してるって言ったらいいわけでしょ?そんな人間として最低な人のせいで、ピアを含め本当に必要な人たちが必要なサービスをウケられないのは悲しくなります。個別に対応してくれるらしいですけど、アクセスしにくくなったのは間違いないない。それでも今現在のゲストアシスタンスカードのシステムでさえとても助かりました。バギー型車いすっていっても一見ちょっと大きなベビーカーです。見た目も障害があるとはわからないピア。カードのおかげでいちいち説明せずにすみました。パレードでは、体が小さい上車いすのピアには専用のセクションで最前列で見れたのはほんとに良かったです(それでも早めにいかないと二列目、三列目になってしまいます)。乗り物に乗る際も、体の不安定なピアを抱いて乗るのには細心の注意が必要です。その度に動きをゆっくりにしてくれました。とにかく、このゲストアシスタンスカードと、“このベビーカーは車イスとして使用しています”タグのおかげでとても心地よくすごすことが出来ました。

ひとつだけ愚痴。TDRだけではなく、いろんなところで日本のバリアフリー度を経験してきて思ったことです。今回の旅行で電車・新幹線を利用した際にも、TDRでも、その他いろんなところで階段のあるところにはエレベーターがありました。エレベーターのない駅はほんとに田舎のいくつかだけで、障害児を連れての旅行を不安に思っていた私たちは胸を撫で下ろしました。ただ車いす・高齢の方優先のエレベーターに、先に待っていたからと我が物顔で先に乗っていく小さな子供連れのベビーカーの親やスーツケースを持った大人がどんなに多かったか!普通のバギーにも見える車いすに乗ってるピアだけならまだしも、大人の車いすに乗った方や杖をついたお年寄りが次のエレベーターを待たなければならないなんて場面もいくどかあり、ほんとに腹が立ちました。自分がその立場にならないとわからないものだと思いますが、それでもそんな少しの思いやりも持てない親がどんな子供を育てるのかと思ったらおそろしいです。

ま、それはさておき本題のディズニーランドです。
父がアマゾンで購入したTDRのDVDを見てカイが一番楽しみにしていたプーさんのハニーハント。バズライトイヤー、ピーターパンに白雪姫。ビッグサンダーマウンテン(これはピアはじぃ&ばぁとお留守番です)にMickeyやWoodyの見れるランチ・ディナーショー。ほんとに楽しんだ子供たちです。その笑顔がどんなに最高だったか!実際ピアがどこまで楽しめるかなーって心配してたのが吹き飛んじゃうくらい。とくにパレード。昼のパレードも喜んだけど、エレクトリカルパレードには目をまんまるにして見入ったピアです。胸をとんとん、"more, more!"ってサインをしながら:)大きな音とたくさんの光。ピアの大好きなもの2つだもん、好きなはずよね。これは絶対もう一度見せてあげたい!と3日目の晩も見に行ったのでした。

2日目のディズニーシーでは、日本で働くダンナの弟が彼女を連れて合流。天気に恵まれた今回の旅行、3週間のうち3日だけ雨に降られたんですが、この日がそのうちの1日です。子供たちの乗れるものが少なく、雨も降っていたのと疲れ・病気を心配して、私は子供たちを連れてホテルに休憩に戻りました。雨のやんだ夜、もう一度出直してショーと花火を見ました。これも光と水、ピアの大好きなもの。真剣なまなざしで見入ってましたよ。
3日目のTDLはまとめみたいなもの。乗り残したものに乗ったり、もう一回!ってのに乗ったり、お買い物したり。

ディズニー三昧、こんなにゆったりスケジュールで満喫できてほんとに良かったです。のりもの・電車キチのカイともども、ホテルからパークへ向かうモノレールやバス(窓がミッキーのかたちでかわいいんですよね♪)までたのしんだ3日間でした。

あんまり長くなってきたので、いっしょにまとめるはずだった富士山とThomasland編はまた次回にします。


今日のLO: product used: template freebie by Kellie Mize/DesignerDigitals

6 comments:

Anonymous said...

読んでるだけで微笑ましい旅行記。
家族全員で楽しめて本当に良かったね!
ディズニーは2歳頃から楽しめると聞くので
うちも来年は行ってみようと思っています♪

さてさてベビーカーのエレベーターは私も気をつけなきゃなぁ~と思いました。
暑いなか待ってるのは皆同じだもんね。
それにTDLに遊びに行ける妊婦は確かにそんなパスは不要だワ!
具合悪い初期の妊婦さんは遊びにも行けないぐらいグロッキーだもんね。。
色々その立場になってみなきゃ分からないけれど、
まずは自分が視野を広げてみんなに優しくなって
そしてねねちゃんに伝えなきゃいけないなぁ。

Anonymous said...

本当、とっても楽しそう。家族みんなで満喫した様子が記事から伝わってきます。
エレクトリカルパレードは大人が見ても「マジカル」ですもんね。子供の目から見るとさぞかしDream comes trueなんだろうね。
それにしても、もうそんな前になるんですね。ついこの間、日本に行ってきま~すって聞いたような気がするのに。

Anonymous said...

日本のバリアフリーは
ハード(設備)の面では
世界レベルに追いついていこうと
していますが

ソフト面(マナーや心のゆとりなど)
はまだまだです

外見だけが
成長してもね…

Anonymous said...

大きな施設に行くと
障害者の方などの配慮があって
こちら側にとってはありがたいんですが、
それを悪用する人も多くて困りますよね~
確かに妊婦はしんどいから優待も必要?
な時もあるけど、たかが10ヶ月
(しんどい時期に)わざわざディズニーランドにいかんでもいいんちゃう?
とは思うし…
障害者の駐車禁止免除だって
あきらかに健常の人が(ヤクザとか?)が
平気な顔して使ってたり…
で、そういう人ほど冷たい
あ~~はらたつわ~(愚痴ってごめんなさい)

LO素敵☆パレードも前のほうで見られた??車椅子スペースは目の前にキャラが止まってくれるって聞いたよ。
うちも、こういう時ぐらいはユエの特権を使わな~って思ってるんよ☆

Anonymous said...

最後の笑顔の写真が、どんなに楽しかったかを全て物語ってますね~♪
素敵な想い出を作って頂けたみたいで、千葉県人の私は何だか嬉しかったりして。。。
(別にディズニーランドは私の物ではありませんが…^^)

パレードを見つめるピアちゃんの真剣な眼差し(笑
ママはそっちに見とれちゃいますね♪

Anonymous said...

パレードみつめる、ピアちゃんの横顔印象的。
オレンジと黒、クールで格好いいですねえ(^o^)丿

バリアフリーのマナーの悪さはあちこちで指摘
されてますよね。一部の人ではあると思いますが、
ホント、そういう子に育てられた子供はどうなるんだろ
、私もいつもそう思ってます。

ところで、
>胸をとんとん、"more, more!"ってサイン
詩的なサインですねえ。もっともっとの心が伝わってきます。

最後のシンデレラ城前の写真も二人ともいい顔してますねえ(^o^)丿