Saturday 27 May 2006

Emptiness

父方の祖母が他界しました。
大 人になるにつれ、 自分のことしか考えていない祖母が嫌いになって、いつもいつも“早く死にたい”と言っていたので、死ねばいいのに・・・と思っていたくらい。最後に会った のは3年ほど前。会う前はいつも“もう年なんだし”と優しい気持ちになったりするんだけど、会えばいつもそう思ったことを後悔させられました。家族にまで 嫌われて悲しい人だと哀れには思っていましたが、何度も許せないと思うようなことがあり・・・。それでも私が親になったとき、この人は私の父の母親、この 人がいて今私の子供たちも存在するんだと思い、子供たちの写真をことあるごとに送っていました。でも、たまに電話で話すことがあっても、子供たちの様子を 聞くこともなく、すぐに私の母に代わってと言うし、挙句の果てに“あんたとこの子(最後まで子供たちの名前も、ダンナの名前さえ覚えようとはしませんでし た。ここで言う“あんたとこの子”とはピアのこと)誰に似たん?ダンナに全然似てない。ダンナに似たらよかったのにな。ハーフの子供はかわいいから。”と 言われ、見切りをつけました。なに?それって私の子かわいくないって言ってんの?極めつけは“よそで作った子か”みたいなことを言われ、いくら年寄りでも 言って許されることと許されないことがある、と本当に腹がたちました。それが半年くらい前の話で、それ以来写真を送ることもやめ、話もしていません。結 局、カイを7ヶ月の頃に見ただけで、もう一人の曾孫を見ることもなく、その子に障害があることを知ることもなく死んでしまいました。今までピンピンして て、いつになったら死ぬんやろーって思ってた矢先のあっけない死でした。自分の娘(私の叔母)を訪ねていたアメリカで、私の両親はそれで向こうに行ったん ですが、家族全員に最期を見守られたわけでもない、寂しい死でした。

実際いつかはこんな日が来ることはわかっていたけれど、私自身どう感 じるか想像もつかなかったんですよね。その日が来た今、正直言ってどう感じたらいいか わかりません。ただ、まだあの人を嫌いになる前の頃が思い出されます。小学生の頃毎朝一緒に食べた朝ごはんや一緒に見た連続ドラマ。一緒にはまった“おしん” を見て、奉公に出ていたときに自分も食べていたと作ってくれた大根飯の味。“たけちゃんマン”のことを“ヤケテマング”と言っていたこと。肩こりのひどい 小学生の私に“あんま”してくれた部屋。それがくすぐったくって笑いが止まらないで二人で大笑いしたこと。祖父のお墓参りのたびに涙を流していたこと。買 い物とお金を使うことが大好きで送ってきてくれた子供たちへの贈り物の数々。最後に会ったときの食事、
そして別れるときに泣いていたこと・・・。

Wednesday 24 May 2006

Compliment?!


今日はバカ母の話をひとつ。
う ちのカイはすごーく愛情表現の豊かな、その上うっとうしいほどのMummyっ子です。一日に何度"I love you, mummy"を言うか、何度Kiss&Hugしてくれるか、一度数えてみたいくらい。もう、それがかわいくてかわいくてたまらないんですが、それでもやん ちゃ坊主なので、私は結構厳しいほうの母親だと思います。時には一日中怒ってるように感じる日もあるくらい、息子に腰抜けの甘い親ではないつもりです。毎 晩歯磨きは自分でさせて、最後に私かダンナが仕上げ磨きするんですが、その時いっつも手足バタバタさせたり私の顔や髪触ってみたりで“じーっとしなさ い!”って怒られるんですよね。で、今日も案の定じっとしない息子に、"Kye!..."って言ったとたん、息子の一言で何も言えなくなってしまいまし た。

"You're BEAUTIFUL, mummy"

かわいいやさしい声でひとこと。これで怒鳴れる親どこにいますか?!しばらく顔をぺたぺた触られながらやりにくい仕上げ磨きを終わらせました。あ~、こうやって親って子供にだまされるのね・・・。それにしても早くないか、息子よ?!まだ4歳前なんですけど・・・。

今日のLO: カイが生後1週間にもならない頃の写真です。あっという間の3年10ヶ月。いつまでもMummyっ子でいてほしいけど、そうもいかないんでしょうね。子供の成長ってうれしくも楽しみでもあるけれど、ちょっとさみしいものです・・・。
products used: Beary Newborn kit by Anna Aspnes

Monday 22 May 2006

So Happy


あ~、疲れた・・・。ほんとに忙しい一日でした。
わけあって急に両親が海外に出かけないといけないことになって、朝からその手配やなんやでバタバタ。ピアは床にほっとかれて、カイも一日一人で遊んで、か まって欲しがっては忙しいって怒られて、ちょっとかわいそうでした。ほんとにいいことなしで、何もかも思ったようにいかない・・・そんな日ってありますよ ね。ここのところの我が家はずっとそんな感じだったんですが、今日はとにかくそうでした。

こんないいことなしの最近、ひとつだけ我が家に起こったいいことは、私の妹の結婚が決まったこと。
準備は大変だけどとっても楽しいです。特に6年前の自分たちのことが思い出されて懐かしいし、同じ忙しさでもやっぱり“楽しい忙しさ”っていいですね。昨日はドレスなんかのお買い物に行ったんですが、まるで自分のことのように楽しんでいます。

そんなわけで週末は盛りだくさんで、ブログもさぼってしまいました。土曜日はカイとデートだったんです。ダンナが用をすませるのに家にうるさいのがいて は、と連れ出して近くの遊園地に行ってきたんですが、これが最高でした。年間パスを持っているのでもう何度も行ったことがあるところなんですけれど、今息 子と出かけるのはとても楽しいです。みんなで出かけるとわがまま言うカイも、私と二人だと私のちいさなボーイフレンド。とってもいい子で、本当は午前中少 し遊んでランチして帰ればいいわと思ってたところが、丸々一日遊んでしまいました。一人前の会話して、一緒に乗り物乗って、ランチ食べて、アイスクリーム 食べて、手をつないで歩いて・・・。ね、恋人同士みたいでしょ?そのうちピアが一緒にお茶したりお買い物行ったりできる
私のベストフレンドになってくれたらいいなーって思います。

こうやってみると、そんなに悪いことばっかりでもないですね。で、今日のこのタイトルに落ち着いたわけです。子供たちの笑顔があれば、それはもうそれで最高の一日です。

今日のLO: これはもう結構前に作ったものです。去年の7月くらいかな。ピアのまだ歯のない笑顔がすき。こんなか わいい二人の子供に囲まれてしあわせだなーと思える一枚です。Product used: Cloud9 kit by Denise Docherty

Friday 19 May 2006

Facing The Reality

今日は週一のプレイグループの日でした。
なんとなーく朝から気分の晴れないまま思い腰を上げて行ってきたんですが、ピアは楽しそうにしていたので行ってよかったなと思いました。今日は、たまに見かけるピアより二周りくらい小さな女の子が来ていて、チャンスがあったのでその子のママに話しかけてみたんです。ピアと1ヶ月しかお誕生日が違わないのに、ちゃんとしっかり座ってるし、高ばいで動き回ってるし、楽しそうにおもちゃ振り回して遊んでるし、発達はずいぶんピアより進んでるようです。彼女はダウン症だとゆうことですが、それでふとまた考えさせられました。ピアは今のところ原因不明の発達遅延とゆう診断ですが、いったいそれってどうゆう意味なんだろう?いつまでもそのまま原因わからないまま、どんどん他の子との差が開いていくんだろうか?ほとんど可能性はない事わかってはいるけど、もしかして普通の学校行けるくらいに追いついたりする事ってあるんだろうか?

もうひとつ、今日は正式にプレイグループに参加する為の書類にサインをさせられたんですが、その時にも気になる事がありました。参加が認められるには、身体障害、視覚障害、聴覚障害、知的障害、もしくは自閉症などに当てはまるとゆう条件なんですが、書類の説明をしてくれたディレクターに、ピアは一応“知的障害の疑い”ってしておくねって言われて・・・。まだこんなに小さいのに身体発達障害の方が目に見て明らかなんじゃないの?って思ったんですが。そんなにピアって知能の発達が遅れてるように見えるんでしょうか?自由に動き回るもっと小さな体の子の横で、ただただ横たわって手を口に入れてニコニコしているだけの娘がなんだか少し情けなくなって、何となく辛くあたってしまったような気がします。そんな自分にまた自己嫌悪。あ〜、まだまだ修行不足ですよね。

昨日、前にも書いたピアのボーイフレンドのママと電話で話しました。彼女は南アフリカ人で、今国から両親が訪ねて来ています。前回のグループではお父さんとお会いしたんですが、私たちが旅行中のグループにはお母さんを連れて行ったそうです。そのときお母さんが泣いてしまったらしく、彼女もとても辛い思いをした、と言っていました。そうですよね、きっとお母さん、グループにいる他の障害児を見る事によって、自分の孫の障害を目の当たりにしたんですね。わかるような気がします。私の父もきっと耐えられないでしょう。ピアのバースデーパーティーは家ではできないなって考えた事があります。横に住む両親にはきっとピアのお友達に会うのは辛すぎると思う。でもこれがピアの現実、私の現実。障害児の親にとっては逃げられない現実の世界、まっすぐに向き合わざるをえない世界。特に遠くに住むおじいちゃんおばあちゃんにとっては、ただただかわいい孫だった彼が、彼がいる世界を見る事によって、はじめて障害児だってこと意識しちゃったんでしょうね。それはとても辛いことだと思います。

また、自閉症の3歳足らずの男の子のパパと話したのはもう2ヶ月ほど前のグループでだったと思います。医者には自閉症と言われているけれど、自分たちはそんなことを認めない、と淡々と話していました。私はそのとき、この人この場でそうゆうこと言うべきじゃないんじゃない?って思ったんですよね。ここには“認めざるをえなかった人”たちがいっぱいいるんだよ?それは思ってても言うべきじゃないよって。

現実との向き合い方も人それぞれです。
私はいったいこれからどうこの現実と向き合っていくんでしょう?どう向き合っていけばいいんでしょう?この今現在のuncertaintyも、これからの将来に関するuncertaintyも私たちのreality。これからすこしずつ、その答えを見つけていくつもりです。

Thursday 18 May 2006

Seasons For Reasons


今回の旅行で子供たちに“季節”を味わわせてあげれたことはちょっとしたボーナスでした。
こ こゴールドコーストでは、本当の春夏秋冬がないんですよね。確かに冬は寒くなるけれど、それでも知れたもの。落ち葉は見れても紅葉なんて・・・って感じな の で、たまに四季のあるところが恋しくなることがあります。最近は上の子がプリスクールで、秋になると木々の葉の色が変わり落ち葉になる、なんてことを習っ てきて話してくれるんですが、本当にわかってるのやら?と疑問に思うかたわら、本物を見せてあげられないのを残念に思っていたんです。そんなわけで、彼に はとてもいい経験になったと思います。2歳になってすぐにプリスクールに行き始めた彼ですが、その時の先生がとっても優しい若い先生で、昨年末に実家のあ るキャンベラに帰ってしまったんですが、その先生にも会ってきました。一緒に散歩した公園で落ち葉の山に埋もれて大はしゃぎ!大好きだった先生との再会 と、キャンベラの秋を満喫したカイでした。ただ寒さには驚いたようで、ぬくぬくした環境で肌も根性もよわっちいなーと苦笑しました。

この経験はきっとピアにとってもいい刺激になったと思います。大きくなって覚えてるような年齢ではないけれど、今まで見たことないような色を見て、落ち葉 の感触にしろ肌寒さにしろ、感じたことのないようなものを感じて・・・。そうゆうことが今の彼女にとってはとっても大切なことのように思えます。

これからも二人にいろいろなものを見せてあげたい。移り行く季節の美しさもそのひとつです。

今日のLO: 久しぶりに見た紅葉は言葉では表せないくらいきれいでした。持ち帰った落ち葉の色は変わってしまった けれど、子供たちの心に少しでもこのキャンベラで見た色が残っていたらいいな。Product used for the layouts: Autumnal Kit by Anna Aspnes

Wednesday 17 May 2006

Recharged!


いっぱい楽しんでいい想い出たくさん作って、そして十分充電して昨日帰りました!

初めての秋の紅葉(ゴールドコーストでは見れません)、落ち葉、冷たい空気、
吐 く息の白さ、フェリーにバス、動物園での幼なじみとの再会、初めて触った見た事もない海の生物、走り回ったプレイグラウンド、自分で買った電車のチケッ ト、タクシーの運転手さんとの会話、飛行機の旅。子供たちはいっぱいいろんな“はじめて”を楽しんでくれたと思います。ハードな旅のスケジュールの途中に は、 ごねたり、泣いたりもあったけど、最高の笑顔をいっぱい見せてくれましたよ。久しぶりに見たカイと一緒に育った子供たちの成長に、我が子の成長も見まし た。 見るもの聞くものすべてに興味を示し、吸収してる様子がとても愛しかった。ピアは始終ニコニコで、今まで見たことないくらいいろんな表情を見せてくれ、そ の笑顔にもちいさな変化を見たような気がします。

私たち夫婦は思いっきり息抜きしてきました。
子供たちの笑顔と大切な友達たちに、いっぱい元気をもらい、またこれからの毎日を頑張れるような気がしています。

今日のLO: キャンベラの秋の街のピアの一枚と幼なじみとはしゃぐカイの一枚。旅行のスクラップブッキングは出来上がり次第ぼちぼちアップしていきます。product used: Autumnal kit by Anna Aspnes

Thursday 11 May 2006

Time Off

楽しみにしていた旅行にいよいよ明日早朝出発で す!5日間なんてあっという間なんだろうなー。今日は、前に書いた手話、マカトンの基礎講座に、丸一日ピアを親に預けてダンナと行っていました。帰ってか ら大慌てで荷物を詰め始めたので、そんなバタバタにあおられてか上の子は10時半まで興奮して眠らない。そんなところまで私に似なくてもいいのに・・・と かわいいやらちょっと情けないやら。

今回の旅行は家族4人では初めての旅行で、ピアは飛行機初体験。いろいろ刺激を受けさせて、楽しい思い出を作ってあげたいな。キャンベラのお義母さんはピ アをまだ見ていなくって、カイも2年足らず会っていないので、きっと楽しみに待ち構えていることと思います。7年住んで、カイを産み1歳4ヶ月まで育てた シドニーでは、一緒に育ったおチビさんたちや一緒にはじめての育児を楽しんだママ友達に会える!会ったことないピアの出産祝いや誕生日プレゼントを送って くれた彼女たちにピアを会わせられるってゆうのも今回の旅行のハイライトです。そして私たち夫婦共通の仲間たち!そんな大切な人たちに会って、思う存分息 抜きしてきます!

Wednesday 10 May 2006

Princess In Training


ピ ア、ほんとによく頑張ってます。今日の療育も先週に引き続きPhysioだったんですけど、たった一週間の間にも進歩があったって褒められました!療法士 さんは、ピアはほんとにゆっくりな子だけど根気よくつきあってあげれば少しずつでも結果は出るよって言ってくれて、すごくうれしかった。ほんとに年末頃か らほとんど何の進歩もない状態が続いていました。きっと停滞期だったんでしょうね。今はどうやら発達スパート期のようだけど、きっとまた停滞期がくるんだ と思う。その時にはきっと、今のピアの成長ぶりとその時の私の嬉しかった気持ちとを思い出して乗り越えようと思います。

最近のピアの変化は他 にもあります。笑顔が増えて、声もよく聞かせてくれるようになったんです。それでも普通の1歳半児とはとても比べられるほどじゃないんですけ どね。これもまた、年末頃よく大きな声で叫んだりしてたのが急に静かになって、ほとんど声を聞かない何月かが続きました。その分今あんなかわいい声を聞か せてもらえるのは言葉では表せないほどうれしい。心がとろけそうなほどかわいい声なんですよ。あ〜、はやくあのかわいい声で"mummy"って呼んでほし いな。

今日のLO: アメリカのピアの曾祖母から送ってきたドレスを着せてみました。我が家のプリンセスはゲップとおならを同時にしたりするちょっとお下 品なプリンセス(笑)ですけれど、ただいまプリンセスになるためのトレーニング中!もちろん療育も一生懸命のがんばり屋さんです。product used: Shmootzy Frame by Nancie Rowe Janitz, Butterfly brush by Tia Bennett

Tuesday 9 May 2006

Goal

毎日の中で、何か目標とか楽しみとかって必要だと思うんですけど(少なくとも私には)、最近なかなかそれができなくって。今日はそのための第一歩を踏み出しました。ここではその目標を達成してから報告しますね。

楽しみは金曜日からの旅行。ダンナの実家があるキャンベラと友人を訪ねてのシドニーの旅。2泊づつの短い旅行だけど、計画を立てだしてからはそれだけを楽 しみに毎日乗り越えてました。で、ふと思ったのが、帰ってきてからどうするんだ?ってこと。これはヤバイ・・・なにか次のこと考えないとって思って。

そうやって毎回目標を決めて、それを目指しながらはりのある毎日を過ごしたいなーと思っています。そうしないとダラダラと月日がたってしまう。それには人 生って短すぎる!それでなくても育児や家のことに追われる毎日、なにか自分のためにもしたいなって思ったんですよね。そこで短期の目標と長い目で見た目標 を考えました。旅行から帰ったら、その目標目指して頑張ってみようとやる気満々です!途中ちょこちょこっと旅行があったり、パーティーや行事があった り・・・そんな小さなお楽しみは、毎日頑張ってることへのご褒美かな。

Monday 8 May 2006

The Importance Of Reading

ピアのToy Libraryに行くようになって、本来の図書館の施設も利用するようになりました。2週間10冊まで借りられる(ピアも一人前に図書館メンバーカードを もらった!ので、計20冊借りれる)から、子供たちに読み聞かせするため絵本を何冊か借りるようしています。実は今年の“新年の抱負”だった本の読み聞か せ、3日続けては1週間さぼり、1日読んでは2週間さぼり・・・って感じで最初からいいかげんになってたんですよね。図書館で借りるようになってからも、 やっぱり毎日は読んでません。でもちょっとはmotivationになったかな。

実はピアにあまりにも発声がない、静か過ぎる・・・って心配してたころ、Early Child Health Nurse(検診をする保健所みたいなところ?のナース)に“読み聞かせはしてますか?今からしっかりしてあげてくださいね”って言われてたんです。で も、読み聞かせって言われたって・・・3ヶ月4ヶ月の赤ちゃんにいったい・・・?って感じでいいかげんに聞いてました。今思えばまだあの頃はピアの状況が 把握できてなくって、上の子を育てたように適当育児でやっていけるわって
(笑)思ってたなー。そのことがちょっと悔やまれます。もしその時から毎日読み聞かせしてたとして、今のピアの状況が違ったとも思わないけど、やっぱり最良のことしてあげればよかったなって。今からでも遅くないですね!

ところでうちの母や祖母がよく話してくれるんですが、私も妹も今の息子の年のころにはもう暗記して読めた本があったそうな。うちの母がそんな読み聞かせみ たいなことしてたなんて思えないんですが(笑)。カイはまだまだそんなレベルじゃないなー。それで焦ったってわけでもないんですけど、ふと自分が子供の頃 思い出しました。結構本好きな子だったと思います。今の子供たちは私が子供の頃とは違う世界に生きてますよね。まわりにいろんなものがあふれかえってる し、ビデオやDVD、ゲーム・・・エンターテイメントは山ほどある。実際うちの子は本よりDVDの方がいいって言うと思う、これは私の責任だな。今まで結 構DVDやテレビに育児を任せてきた私の責任。やっぱり本って大切ですよね。子供の想像力をはぐくむ面でも、読む能力、理解力を発達させる面でも、その他 にもテレビやDVDでは得られらい利益がいっぱいあると思う。これはこれは、ますます大変!書いてるうちにちょっと焦ってきてしまいました!明日から真剣 に読み聞かせすることにします。

Sunday 7 May 2006

My Special Boy


週末は上の子の行事等で忙しく、あっという間に終わってしまいました。いつもいつもピアの事ばかりで、まるで上の子のことは考えてない親のように見えるかも?と次は絶対カイのことをと決めていたので、今日は少しうちのお兄ちゃんのことを書きますね。

息 子との会話は英語オンリーなんですが、いつも私は彼を"My Special Boy"と呼んでいます。表向きはほんとに普通の3歳児。調子乗りで騒がしくてちょこまか動き回ってじっと一カ所にいることのない、ほんと普通の男の子で す。自分の子って親にとってはみんなスペシャルなんでしょうけども、私はそれを彼にことあるごとに伝えるようにしています。とゆうのも、やっぱり今我が家 はピアのことが大きな割合を占めているので、“カイはカイ、あなたも特別なのよ”ってしっかりわかっててほしくって。もちろん私の両親、妹もみんな近くに 住んでいて、愛情や注目に飢えるようなことは絶対ない環境なんですけれど、子供ってとっても敏感だから。

普通の子、と言いながらも、カイ はほんとによくできた子です。正直言って、彼がここまで妹思いの優しい子になるとは私たちの想像以上でした。きっとなんとなくピアのこと守ってあげな きゃって感じ取ってるんでしょうね。ピアが生まれる前は、男の子だし、小さい頃から母性本能があって赤ちゃんが好きな女の子とは違って、あんまり興味持た ないだろうなーと思っていたんです。ところが赤ちゃん返りもほとんどなく、少々焼きもちは焼いてもピアにあたるような事は今まで一度もなし。男の子だから 少 々荒っぽい時もあるけれど(かえってピアはその方がおもしろいらしい)一度もピアに乱暴した事はありません。今ではオムツ替えから、簡単な世話、おもちゃ を持ってきてくれたり、何でも手伝ってくれる。その上、ピアが一番、だそうです。"You're my best girl" "I love you sooooo much!"プリスクールから帰って一番に聞くのは"Where's Pia?" 朝起きてきてピアの顔を見ては"Ohh, you are so pretty, Pia!" などなど。もちろんピアの方もお兄ちゃんが大好き!なかなか笑い声を聞かせてくれる事のないピアですが、笑わせるのはカイ。たまにはカイを見ただけでケタ ケタ笑う事もあるくらい。二人ベットに入れておくと、モニターからキャッキャキャッキャ二人の笑い声が聞こえてくる時も。ピアに関しては、彼はもう私たち 大人と一緒になってピアを守る、頼もしい家族の一員です。

こんなにいい子なので、私は少しカイに厳しいかもって思う時があります。“うち の子こんなことするようになったのよ”なんていうママたちの会話の中でいつも何も言えない私は、カイだけが自慢で。少しカイに完璧を求めすぎてるのか なぁ。よく"Are you proud of me?" "Do you love me, mummy?"って聞く事があって、そんな時は、私何か間違った事してるんじゃ?って不安になります。しっかりしてる、とは言っても、まだまだ3歳なんで すもんね。なので怒る時は厳しくても、たくさん褒めてあげる。そして"My special boy"って抱きしめてキスしてあげます、いーっぱい!私も完璧な親じゃない。一緒に子供たちと、カイと育っていきたいなって思います。

今日のLO: 3月Sunshine Coastに家族旅行に行った時のもの。私がカメラをかまえるとカイもかまえてしまって、なかなかこんな自然な表情を撮れる事はないので、貴重な一枚です。この笑顔が大好きです!

Thursday 4 May 2006

Mother's Joy


上 の子が始めて言葉を話した日を思 い出せないんですよね。いきなり今まで話さなかった赤ちゃんが急にはっきりとした単語を口に出したって感じではなかった。その前に親にだけは解るような発 声があっていつの間にかそれがはっきりとした言葉になってたって感じ。初めての言葉は“ママ”の前に"NO!"だった、それははっきり覚えてます。 よっぽど私怒ってばっかりだったんでしょうね(笑)。

でもピアがはじめてサインを使った日のこと、一生忘れないと思います。正直言っ て、はじめての日以来、自信なくしたりやっぱり本物!って喜んだりの繰り返し。やっぱり偶然の手の動き だったのかなーって。それほど娘の手の動きはまだぎこちなく、無駄なよくわからない動きをたくさんするから。それがだんだん自信を持てるようになって、今日確 信に なりました。ピアが一生懸命ぎこちない手つきで意思表示するのがかわいくって、面倒でごはんをあげるのダンナに任せることも多かったけど、今はとても譲れません(笑)。

こ うやってピアの発達はとってもゆっくりペースで、イライラしたりもどかしかったり、たまには“もし普通に育ってたら今頃は・・・”なんて思ったり、いつ ハイハイできるようになるのか、いつか歩けるようになるのか話せるようになるのかわからないけれど、いまは焦ることをやめました。もしかしたらまたそんな 時期が戻ってくるかもしれないけれど、今は平気。そうやって待ち焦がれたわが子の発達のマイルストーンは、きっと普通に成長する子供を持つ親が感じる喜び より大きいと思うから。もし気を悪くされた方がいたらごめんなさいね。でも私も健常児の親でもあるわけで。そりゃあ息子の一つ一つの発達、どんなにうれし く誇らし く見守ってきたか!今でももちろんそうです。それに喜びとか悲しみとか、そういった人間の感情って物差しで計れるものじゃあない、それもわかってます。も し気を悪くされたなら、そうでも思わなきゃやっていけないんだろうなー、と思って大目に見てください(笑)。ただ今こうやってピアとゆう子を持って、ほん とに小さなことに大喜びしてる自分に気づくんですよね。きっと今までだったら、気にもせずに通り過ぎてたような こと。これもピアからの贈り物かな?ほんとにたくさんの喜びを教えてくれる子です。

今日のLO: 今日はお友達親子とでビーチでフィッシュ&チップスを食べて、たくさん太陽を浴びたピア。お話したり、ペリカンの餌付けを見たり。とってもいい息抜きになったな。このピアの表情を見てふと思いついたことをジャーナリングしました。

Wednesday 3 May 2006

Yes, You Need Me!


今日は週一の療育の日。
今ピアはDisability Services Queensland (DSQ) というクィーンスランド州の障害者福祉施設みたいなところで
Physiotherapist (理学療法士)、Occupational Therapist (作業療法士)とSpeech & Language Pathologist (言語療法士)から療育を受けています。今日のようにPhysioだけの日もあれば二人の療法士が一緒のときもあるけれど、それぞれの分野のピアの発達を報告しあってチー ムとしてみてくれます。このサービスを受けられる基準がまた結構厳しいらしく、順番待ちも長いようです。プレイグループのお友達でピアと同じような状態の 子でも、脳性まひの診断が出ているとゆう理由でここのサービスは受けられないと聞きました。脳性まひ専門機関の順番待ちをしながら、以前ピアが行っていた Developmental Assessment Team (DAT) とゆう、一段階下の“発達が遅いようですねー、じゃここで様子を見ましょうか”みたいなところに通ってると聞きました。こちらはやはりDSQほどサービス が充実しておらず、多くても二週間に一回、へたしたら何ヶ月に一回とゆうような状況。毎日でも何かしていたいとゆう親にとってはとてももどかしい・・・と その子のお母さんは言っていて、ほんとにピアはDSQに行けてよかったなーと思っています。ただ、DATからDSQにまわされる、と聞いたときのショック は今でも忘れられません。"disability"とゆう言葉が胸に突き刺さりました。このときはじめて“障害者”って呼ばれたんですよね。とてもつらい 宣告でした。

長々と退屈な説明してしまいましたが、とにかく今日はDSQでPhysioを受けてきました。
こないだ言語療法について書いたので、今日は少しピアがPhysioでしてることを紹介します。
今 ピアは一人座りを中心に、座った姿勢から寝転がったり、その逆に転がった姿勢から座る、とゆうような、自分で移動する特訓をしています。もうひとつの課 題は足で体重を支えること、“立つ”練習です。まずは体で覚えてもらうため、座る練習のときは背筋を伸ばすためにコルセットのようなものを、立つ練習のと きはひざを真っ直ぐ伸ばさせるようにサポーターみたいなものを足に巻いたり。あとはバランスの発達のためにフィットネスボールもよく使います。
おもちゃを使って注意をひくんで、遊びの延長のようなものなんだけど、これが筋肉の発達していないピアには重労働。1時間後にはぐったりでいつも帰りの車の中で熟睡。よく頑張ったねーって赤信号のたびに寝顔を見ながら言ってあげます。今日は特に頑張りましたよ、ピア!いつもは毎日一緒にいる私には気づかないような進歩なんだけど、今日は目に見えた進歩がありました。療法士さんにもすごく褒められて、とっても誇らしかったな。

そ れにしてもこうゆう赤ちゃんの発達って、教えてあげないといけないものだとは思ってませんでした!子供ってほうっておいても勝手に育つんだって思ってた んですよね。上の子がそうでしたから。以前そう療育中につぶやいたことがあって、“そうなのよ、手取り足取り教えてあげないといけない子もいるの”って言 われたことがあります。なんだかピアがますます愛しーくなりました。ほとんど泣かず何の要求もしないピア、後追いもしなければ私を呼ぶこともない・・・で もちゃんと私のこと必要としてくれてるんですよね。これはうれしかったです。

今日のLO: 2月にピアが初めての靴を手に入れた日のもの。立つ練習では靴も履きます。これで足の裏が地面に着きやすく安定します。こんなに楽し いお買い物は今までなかったなー。ほんとに歩くための靴ではなかったとはいえ、ピアの靴を買う(=歩く、って思ってたから)のが夢でしたから!

Tuesday 2 May 2006

My Therapy


子供たちと格闘する毎日、面白いこと楽しいことがある日も、ヘコんだりする日もあるけれど、なかなか自分だけの時間をとることって難しい。特に子供が小さいうちはそんなもんだと思います。

私 はそんな限られた時間にスクラップブッキングしています。と言っても、紙を使ってするトラディッショナルなスクラップブッキングではなく、PCを使って フォトショップでするデジタルスクラップブッキング。撮りまくった子供たちの写真で何かしたいなーと思って去年の6月ごろにはじめたものです。
もともとは、上の子が生まれてから毎日、撮った写真の中から一番いいものを選び“今日の一枚”と称してアルバムに入れて、短い日記のようにその日の出来事を書き込む・・・とゆうことをしていました。 これを1歳になるまで続けて、もちろん下の子の時も同じことをしました。ただ下のピアが一歳になったときは、とても止めれなかった。ひとつは、もうこれで 終わりかと思ったらなんだか寂しくなったのと、もうひとつはピアの“今日の一枚アルバム”には何の成長の記録も残っていなかったら。普通の子の生まれてか らはじめの一年って、初めての笑顔、初めての寝返り、初めてのおすわり、ハイハイ、つかまり立ち、最初の一歩・・・ってそんなめまぐるしい成長があります よね。でもピアにはそれがなかった。それで止めれずにいたんだけど、ほとんど変化のない毎日、寝転がってるピアやハイチェアに座るピアを撮るのはつらく なってきて・・・。

今では何か出来事があった日や私が言葉を残したいときに撮った写真をスクラップブッキングしています。カイのはじめて のハロウィーン、ピアに初めての靴を 買った日、二人の面白エピソード、もしくはただいい笑顔が撮れた日。もちろんトピックはいいことだけじゃない。医者にピアの障害のこと宣告された日のもの もあります。
自己 流で学んだフォ トショップ、時にはもうすぐ明るくなるぞ、ってくらいの時間までかかるときもあったりします。次の日はさすがにあくびばっかりだけど、こころは元気なんで すね。ピアは今いろんな"therapy"を受けて頑張っているんですが、きっとこれが私のセラピーなんだと思います。

今日のLO: これは去年12月のピアの一歳のお誕生日のときのレイアウトです。ふたりのあまりのラブラブぶりにちょっとやきもちやいちゃったりもしたんですが(笑)。こうゆう瞬間を、写真にスクラップブッキングに残していきたいな。product used: Something Special kit by Denise Docherty

Monday 1 May 2006

Family

家族っていいですね。
今 日は丸一日、妹カップルと過ごしました。とっても気持ちいい秋晴れで(ゴールドコーストはきっと今が一番いい季節でしょう)彼らの家の庭でBBQして、 そのまま居座って夕食まで一緒にして帰ってきました。うちの子供たちは彼らが大好きで、きっと親の私たちのことも忘れるくらい!大騒ぎして遊んでもらって るのを見て、ふと家族っていいなーって思ったのでした。

私がだんなと結婚して家族になって、上の子が生まれて私たちは親になって、同時に 親たちは祖父母に、祖母は曾祖母になって、妹は叔母になって、ピアが生ま れて私たちは二児の親に、カイ(長男Kye)は兄になって、4人家族になって。妹が結婚したらその彼も家族の一員になって、同時に妹は向こうの家族の一員 になって、子供ができたら親になって、今度は私が叔母になって、うちの子たちはいとこになって・・・こうやってどんどん大きくなる。そりゃお互い気に入ら ないところや合わないところなんかもあって、ケンカもしょっちゅうしたりするんだけど・・・それでもいいな。

今特にピアのことで、
もともと仲のいい家族だったけれども前よりもっと団結したんじゃないかなーと思う。みんながピアを愛しく思って、ピアのこと心配して、一緒に泣いてくれて・・・これはきっと私自身も愛されてるからなんだなって、ほんとに私はしあわせ者だなって。こうゆうすべてのことがピアからもらった贈り物のような気がします。