Friday 11 August 2006

Life's Not Fair

昨日はカイのプリスクールの園長に、2歳からそこにピアを通わせる可能性について話してきました。そのことについては、またのちのち書くことになると思いますが、話はやっぱりカイのことに。最近よく"It's not fair!"って反論するらしい。どこで覚えてきたのかその言葉、今日は私が使いたい。

昨日はつらい一日でした。
毎週木曜のピアのための言語療法講座で、ピアの行く障害児プレイグループにいるダウン症の女の子の家族に不幸があったことを知りました。 まだ2ヶ月の赤ちゃんが亡くなったんです。夜寝かせて朝起きたら・・・。解剖もしたそうですが何も見つからず、結局SIDS、乳幼児突然死症候群でかたずけられてしまったようです。

ほんとにたまらないです。お母さんとは同じプレイグループ、そして同じ療育センターに通っているので、よくお話していました。ついこないだ小さな小さな男の子、授乳しながらいろんな話をしていたのに・・・。こんなことがあっていいの?彼女たち家族は、もう十分つらいことを経験したじゃない?なんで死ぬのが彼女の子じゃないとダメなの?そこの道歩いてるそのお母さんの赤ちゃんでもよかったんじゃない?なんで障害のある子供を持って、もう十分つらい思いしてる彼女から赤ちゃん取りあげるの?こんな不公平なことってないじゃない?

ピアの障害のことが現実になって以来幾度となく思ったこと、“どうして私なの?どうして障害を持って生まれてきたのがピアなの?”。とっても前向きに、障害のあるピアが私のピアって思えるようになってきた矢先、またその思いがぶり返してきました。健常な子供を持つお友達の皆さん、気を悪くしたらごめんなさいね。でもどうしても思わずにはいられない。どうして他の子じゃなくてピアなの?どうして彼女の赤ちゃんなの?

4 comments:

Anonymous said...

早速来ました。
我が家のブログに来ていただいてありがとうございました。
来る時、「英語のブログだったらどうしよう」と思ってましたが、日本語でよかった…。
まだ記事を全部読んだ訳ではないのですが、ココにコメントしますね。

最近日本では、殺人のnewsがとても多いです。しかも小さい子が被害者になる事…
昨日は、若い女の子がトイレで出産して、そのまま赤ちゃんを放置…
どうして??元気な赤ちゃんだったはずだよ…
本当に命を何だと思ってるんでしょうか?

で、思ったんです。うちの子や障害をハンディキャップをもった人、その家族ほど命を大切に思える者はいない。
命の大切さを教える為に神様が私にこの子を預けてくれたんだと…

確かにイタリアに行きたかったけど、オランダだっていい国やし、「住めば都」っていうやろ??なんて…

でも、もしこの子が死んだらと思うと、不安でたまりません。
「あなたが天国へ帰るときは、私の死ぬ1日前にして。あなたを見送ってからすぐに私もそっちへ行きたいから」と願っています。
でも当分は帰したくないな、神様に怒られてもいいから。

カイくんもピアちゃんもとってもかわいいですね☆Hippotherapyにも興味深々。
他にもイルカセラピーとかありますよね。
出来る限りの事はやってあげたいから、色々情報教えてください。

長くなってすみませんでした。またゆっくり過去の記事等読ませていただきます。
では。

Anonymous said...

うちのもよく"It's not fair!(必ずここにビックリマークが付く)"言うよ。
"Well, sometimes (most of the times!) life is not fair"と
話す時もある。そんなこと分かっちゃいないだろうけど。

お友達の赤ちゃんの不幸、辛かっただろうね・・・。想像するだけで、胸が詰まる思いがする。

シドニー郊外に住んでる5才のソフィーちゃんっていう子の話、知ってるよね。2才位の時に車の突っ込み事故の被害にあって両足を失って、やっと学校に入学できた今年は、横断歩道で車に跳ねられて、一時危篤になって。確か最近復学できたはず。神様はいるのか・・・って思った。

お友達の赤ちゃんのご冥福を心よりお祈りします。お話、聞いてあげてね。まわりの
温かい友情がとても大切な時期だね。

Anonymous said...

家のほーちんも、心不全で入院中、生後二ヶ月で、重症の肺高血圧症になりました。
肺の血管の血圧が高くなりすぎて、酸素が血液に浸潤しないと言う病気です。

その病気は、心疾患とは関係なかったらしく、後に、新生児突然死症候群の類と言われました。
あの時入院中じゃなかったら、おそらく、家で、何も気がつかななかったら、手遅れになって、亡くなっていたでしょうと言われました。

そういう、事を何回も繰り替えしてて、今は安定しているのですが、
こう思ったりもします。
「辛い事たくさん経験してる分、この子は、絶対に死なない!神様が死なせないようにしてるんだ!」
と・・・。

これからも何かあるかもしれませんが、家のほーちんは、絶対死なないという確信めいたものが、私にはあります。

それとなんで私の娘だけ?と言う感情は、難病の子の母、事故で亡くなった子の母、障害児の母、皆さん思われる事と思います。
wallabyさんだけじゃないですよ。。。

健常児のお母さんはお母さんで、勉強の問題、非行に走る、引きこもりになるなどいろいろ問題を抱えています。
只悩む理由が違うだけだと思います。

世間の風は結構厳しいですが、病気なんですと言えるほうが、私は楽なように感じます。

kpad said...

>春巻さん

ほんと最近の日本のニュースには心が重くなるようです。ちょっと信じがたいことが多いですよね。親が子を殺したり、考えられないような虐待したり、逆に子が親を殺したり・・・。動物にでもできないような仕打ちを平気で他の人間にする。いったいこの世の中どうなってるんでしょう?

理不尽なこと多いですよね。でも私結構前向きなんですよ、今は。例えば神様が、”普通に成長してるピアとこのピアと交換してあげる”って言ったとしても、きっと丁重にお断りすると思います(笑)。ピアはピア、この私のピアがいいの!って思えるまでに結構時間はかかったような気がします。ただただ今願うのは、春巻さんと同じ、“一日だけピアより長生きすること”。

早速遊びにきていただいてありがとう!
これからもよろしくお願いします。

>wallabiesさん

ソフィーちゃんのことは知ってるよ。ほんとにそうですよね、神様っているんだろうか?”運命”ってあんまり好きな考え方じゃないんだけど、彼女はすごい。きっと何があっても死なないよ。すごい生命力の輝きみたいなのを感じます。

そんなに親しい友達ってわけじゃないの、彼女。
でもピア関係の友達はきっとこれから支えあっていける大切な人たち。そう言いつつ、なんて言ったらいいかわからないんですけどね・・・。

>ホノママさん

もちろんもちろん、私だけじゃない。
それはピアの関係で知り合ったお友達、それからこうやってネットで知り合ったお友達、そんな人たちからいっぱい教えてもらいました。みんな多かれ少なかれ同じような道を辿ってきてますもんね。ただ、そんなふうに感じる(感じた)ことがあるってだけ。普通の人生は遅れなくてもうちの子は健康だもの、そんなピアを見て"どうしてうちの子だけ”って思う人もいるかもしれない。上を見ても下を見てもきりがないですよね。

それにホノママさんの言う通り、健常児のお母さんが抱えるような問題はピアにはきっとないでしょう。天使のようなピアのまま、きっと口答えすることもない(まだわかりませんが(笑))。まー私は上の子では頭を抱えることになるんでしょうけども。そんな気持ちを綴った詩をネットで見つけて、ブログで紹介しています。“オランダへようこそ”や“天国の特別な子供”に並んで私のバイブル(ってゆうか自分への戒めってゆうか・・・)なんです。英語なんですけど簡単だと思うので、もしよかったら見てみてください。

http://mylittleholland-inspiration.blogspot.com/2006/04/perfect-child.html