Wednesday 28 June 2006

Handmade Therapy


ピアの療育ではいろんな運動の仕方や遊び方などを習って帰ってくるんですが、その中で家でも使えるようないいアイデアをいっぱいもらいます。今日はその一つを紹介しますね。
おもちゃやアクティビティーの写真や絵を2枚見せて選ばせ、その選んだものを与える・・・とゆうものですが、OT(作業療法)とST(言語療法)を一緒に受けるときによく使います。特にSTでは写真や絵をコミュニケーションの手段の一つとしてよく使うようですが、この方法はプレイグループで受けている音楽療法でも使っています。以前の投稿でも紹介したと思いますが、童謡や子供TV番組の歌に関連する絵を二枚見せて選ばせます。写真を手に取って選んだ歌を音楽療法資士さんがギター弾き語りで一緒に歌うとゆうもの。この選択させるってゆうことが重要なようで、以下のような目的があるように思います。

・自己主張・意思表示を促す。
・自分が好きなものの写真・絵を選ぶと(action)おもちゃであれ歌であれ、その実物が手に入る(reaction)とゆう関連づけを学ばせる。
・手を伸ばして絵や写真を取ることは、運動面の訓練にも。脳が指示したことを体に伝達して行動に移すとゆう訓練。見る、とゆうことも大切。

こういった普通の子供は考えずとも自然に身につけるようなことが、発達障害のある子たちにはとても困難だったりします。その子その子によって程度はあるとは思いますが、一から手取り足取りおしえてあげないといけないことも。特にピアの場合はそうです。言語面の遅れから意思表示の手段を持たない、精神面の障害からか意思表示が乏しい。新生児の頃から、お腹がすいた、眠い、おむつを替えて欲しい、ただ単に機嫌が悪いって泣くことは滅多にありませんでした。特に大きくなるにつれその反応の乏しさがとても心配になって・・・。一人放っておいても平気、おもちゃを取り上げても怒らない、後追いしない、人見知りどころか時には私のことmummyってわかってるのかどうかすら自信がなくなることも。そんなピアですが、この療法は得意なんです、結構すぐに手を出す(笑う)。そんな様子を見て、もっとピアの好きなもの嫌いなものを知りたい!もっともっと自己主張して欲しい!って思ったんですよね。で、これはピアには大切な療法かも?と、家でも出来るように作っちゃいました。

1 ピアのおもちゃや一緒にするアクティビティー(絵本、ボール、シャボン玉etc.)の写真を撮ってラミネートする。
2 その裏にマジックテープ(裏が粘着テープになってるものが簡単で便利)を貼る。
3 ボードにフェルトなどのマジックテープがくっつく布地を貼る。カーペットをいい大きさに切り取るのもよし。

とすごく簡単。これを一日一回はするようにしてます。ピアが自分でカードをボードからはがしとるのを、撮りやすいように手伝いはしますが根気よく待ちます。とれたらまず"Good girl! Good choosing!"って思いっきり褒めてあげます。これが大事。療法士さんたち、ほんとに大げさなくらい褒めるんですよね。やっぱり頑張ったらご褒美が欲しいですもんね!そうして手に入れたおもちゃや遊びもご褒美。しばらく一緒にそれを使って遊んでは、次のチョイスに進みます。お兄ちゃんもこのアクティビティーが好きで、よく手伝ってくれます。自分からしようって言いだすことも。みんなで出来るのもいい。しばらく続けて頑張ってみようと思います。なによりピアが楽しめるってのが一番です。

もともと“作る”ことが好きな私。小学校の頃から、体操着入れや縦笛入れなどの袋ものとか自分で作ってたくらい。今ではほとんどPC上の手作りですが、これからも子供たちのものはいろいろ作っていきたいなって思ってます。今カイのものもプロジェクトに一つあるので、また完成したら紹介しますね。

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